ご挨拶
深夜熱くて頭が痛く、お婆ちゃんが水枕を取替え、私の部屋から出ていった直後、 私は睡魔に襲われました。目をつぶってはだめ、寝てはだめ、死んじゃうから、 と感じて目を開け眠らないようにしていました。その時、窓を開けて黒い大きな帽子、 黒いマント、黒い長靴をはいた男が私の布団に入りました。 私は目をつぶり、怖い、お願いあっち行って!とずーっと心で思ってました。 どの位の時間がたったのでしょうか。 男が消えたか自分が寝てしまったか解らないまま朝目覚めました。 高熱は下がり、枕元にお婆ちゃんが笑顔で座っておりました。 私は深夜の体験を話すと、お婆ちゃんは 「死神に連れていかれなかったから、お前は何が有っても長生きするよ」 と言いました。 お婆ちゃんが亡くなり三十年以上になります。 昨年、私はあることで身体の中の気がすっかり抜けてしまい、深夜公園ベンチに座り、 「お婆ちゃん、もういいでしょう連れて行って、私、苦しい」 と口に出したとき、男の子の歌声が聞こえました。 「僕らはみんな生きている」と。 私はその時は、ただ、そうかと思い帰宅しましたが、後から考えると 人影もない深夜の公園で、子供が高らかに歌うには不自然な時間帯でした。 その数日後、私の身につけてるパワーストンが見事に切れ、それから人生が変わりました。 歌声はメッセージだったのかもしれません。 全てが果てしない試練多い道のりですが、自分の歩く道が出来ました。 現在は迷わず歩いております。 人の一生、何が起こるかわかりませんね。
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